元ハウスメーカー社員が綴る家づくりブログ

住宅図面の「窓の取付け高さ」の表記方法「FL+」の意味

 
  2018/10/08
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住宅の外観・窓
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家を建てる際や、引越しする時に、家具の配置を考えていて、ふと気になるのが、

「窓の高さって、どのくらい?」

実際に建物が完成していれば、メジャーで計れるのですが、計画段階や建築中では図面から読み取るしかありません。

住宅の図面

というか、その家を建てるハウスメーカーや設計士に聞くのが1番早くて確実なんですが、いつでも聞ける状況にあるとは限りません。

たとえば。
仕事が終わった後の夜、晩酌しながらネットサーフィンするのが趣味のお父さんとか。

夜な夜なAmazonでソファとかテレビ台とか探してるうちに、
「あれ?そういえば窓の高さってどれくらいなんだろう?」
って気になりだして。

「あぁ!でも夜中だし!こんな時間にハウスメーカーに聞けないじゃん!Σ( ̄ロ ̄lll) 」
って半狂乱で窓の高さについて検索しまくって、このページに辿り着いた方もいるでしょう(・∀・)
ようこそ!( ´ ▽ ` )ノ

そんな方のために。
図面上での「窓の高さ」の見方を紹介します。

図面上での「窓の設置高さ」の表示方法

ここで言う「高さ」とは、窓を取り付ける位置(高さ)のことです。
窓その物のサイズ(高さ)のことではありません。
窓のサイズ表記の見方はこちら

「FL+」の意味

住宅の平面図(間取り図)では、「FL+2,000」などの記載で窓の設置高さを表しています。

この記述の意味は、

FL+◯◯◯◯ = 床から窓の上端までの高さが◯◯◯◯mm

です。

「FL+」の書き方の例 「窓上の高さは何cm?」

実際に「FL+」を使ってどう書くのか、そして、その記載から「窓上の高さ」をどう読み取るのか、例を紹介します。

  • FL+2,100(FL+2100)= 床から窓上端まで2100mm(=2.1m =210cm)
  • FL+2,000(FL+2000)= 床から窓上端まで2000mm(=2.0m =200cm)
  • FL+1,800(FL+1800)= 床から窓上端まで1800mm(=1.8m =180cm)

窓の高さ表記 FL+

床から窓下まで何cm?

窓下の高さの計算方法

ここまで来れば、あとは簡単ですね!
窓下の高さの計算方法は、

「床から窓下端までの高さ」=「窓上端の高さ」-「窓のサイズ(高さ)」

です。

窓下の高さの計算例

それでは、実際に計算してみましょう。

<設定>
窓サイズ:幅0.6m×高さ1.2m
窓設置高さ:FL+2,100

<計算>
床から窓下端までの高さ
=窓上端高さー 窓のサイズ
=2.1mー1.2m
=0.9m(=90cm)

<結果>
床から窓下端までの高さ=0.9m(=90cm)

<下に続く>

注意事項:フローリングや床下地の厚さはどうなる?

ここまでで、「FL+」の意味や、窓下の高さの計算方法はわかりました。

ただし、

「フローリングや床下地の厚さ、窓枠の厚みなどが、この寸法の中に含まれているのか、いないのか」

など、細かい書き方については、各会社特有のルールが存在する場合もあります。

窓下に置きたい物の寸法に余裕がある場合は大丈夫だと思いますが、
「窓にかぶるか、かぶらないか」
の瀬戸際の時は、厳密な寸法を、そのビルダー(建築会社)に確認した方が良いでしょう。

聞いてしまえば、スッキリすると思いますよヾ(・∀・)

 

図面を読めるようになるには

もっと本格的に図面を読めるようになりたい方は、やはり勉強するしかありません。

とにかくたくさん図面を見る。
「これは何?どういう意味?」と疑問に思ったことを片っ端から調べまくる。
というのも1つの勉強方法です。

でも手っ取り早く、こういう本を1冊読むと、基本的なことが身についていいですね。

 

▼この本への感想・口コミ

この本は図面の読み方を一から教えてくれます。
本当にごくごく基本的な内容を解かりやすく説明してくれるのでとても助かりました。
平易な文章で必要最小限のことがコンパクトにまとまっており、流れも分かりやすく本当に助かりました。
図面にはじめて触れる方には是非最初に読んで欲しい本です。
これまでも何回か図面の読み方をマスターするチャレンジをしましたが、最後まで続きませんでした。
今回、初めて最後まで読めました。感謝です。
記述が非常に分かりやすいため、図形の本質が理解できます。
また図表を使った説明も理解を深めるのに役立ちます。
特に初めて図形を読まなければならない方にお薦めです。

Amazonカスタマーレビューより

「わざわざ本を買ってまで・・」と思う方もいると思いますが、家が完成した後に「想像と違う!」と後悔しないためにも、先行投資して勉強することをおすすめします!

(・・・ハウスメーカーで10年以上働いた人間の心の声でした(´Д`;))

 

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