元ハウスメーカー社員が綴る家づくりブログ

エアコン室外機の冬の故障対策「防雪カバー・冬囲い」の作り方と材料【DIY】

 
  2018/12/01
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エアコン室外機の防雪カバー
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このブログにも書きましたが、以前、エアコンの室外機に雪が積もって故障したことがあります。

その時に学んだ事がこちら。(参考記事より一部抜粋)

  • エアコン室外機は、雪に埋まるとどうなる?
  • 室外機を雪から守る方法は?
  • 室外機カバーを使用する際の注意点
  • 実際に、室外機にどのくらいの雪が積もるの?

詳しくは「エアコン室外機が雪で故障!」をご覧ください。

そして今後の対策として、DIYで製作した「防雪カバー」を、修理後の室外機に被せました。

エアコン室外機(冬の雪の中)

エアコン室外機の防雪カバー

今回は、この「手作り室外機カバー」の作り方や注意点についてお伝えします。

DIYではなく、既製品の室外機カバーを購入される場合は、参考記事の「既製品の室外機カバーの選び方」をご参照ください。

エアコン室外機の防雪カバーのDIY実例写真

こちらは実際の写真です。

エアコン室外機の防雪カバー

エアコン室外機の防雪カバー

エアコン室外機の防雪カバー

エアコン室外機の防雪カバー

エアコン室外機の防雪カバー

 

エアコン室外機の防雪カバーDIYの構成

実例写真の木製カバーは、下記の構成で作られています。

  • 天板(1番上の板):1枚
  • 側板(側面の板):2枚(左右それぞれ1枚)
  • 背板:1枚

天板・側板・背板

 

<下に続く>

エアコン室外機の防雪カバーのDIY材料

実例の木製カバーは、下記の材料で作られています。

 

エアコン室外機の防雪カバーDIYの作り方

室外機のサイズをはかる

メジャー等で、下記の寸法を測ります。

  • 室外機の幅、奥行き、高さ
  • ダクト(配管)の位置や寸法
  • 室外機本体から、建物の外壁までの隙間

天板・側板・背板のサイズ(寸法)を決める

はかった室外機のサイズをもとに、それぞれの板(天板・側板・背板)のサイズ(寸法)を決めていきます。

寸法を決める時の注意点
(1)室外機とカバーの間に少し余裕ができるような大きさにする。

(2)下記の寸法を含めるのを忘れずに。

  • 室外機本体の凹凸による出っ張り
  • 室外機の部品による部分的な出っ張り
  • 室外機本体から、建物の外壁までの隙間
  • 室外機カバーの材料となる板の厚み

(3)どこの寸法をそろえるか、意識する。

背板を最後にかぶせる形(図1)にすると、天板と側板の幅が同じになり、カットするのが楽になります。
天板を最後にかぶせる形(図2)にすると、天板と側板の幅が、背板の厚み分、異なってしまいます。

組立て順番の図

(4)ダクト・配管にも注意。

ダクト(配管)部分など、カバーを切り欠く必要がある場合は、その位置と寸法をはかって、材料の寸法に反映させましょう。

ダクト部分の切り欠き

ダクト部分の切り欠き

 

板をカット(切断)する

作り方2で決めた寸法通りに板をカットします。
カットに自信がない方は、板の購入時に、販売店でカットしてもらうと楽ですよ。

【販売店にカットを依頼する場合の注意点】
※参考記事より抜粋

  • サイズカットのサービスの有無
  • サイズカットが有料か無料か
  • サイズカットのサービス内容・料金形態

詳しくは、参考記事の「サイズカットの料金とサービス内容にも注目!」をご覧ください。

ビス止めして、組み立てる

それぞれの板材同士を、ビス、釘、ネジ等で止めて、組み立てます。

 

<下に続く>

エアコン室外機カバーの防腐剤のDIY塗装

この記事の実例写真では、板が水に塗れても腐らないように(黒カビ防止のため)、屋外用の塗料「サドリンクラシック」を塗っています。

また、水に濡れたり乾いたり、を繰り返すことによる「板の反り」を防止する目的もあります。

ホームセンター等で販売している木材は、何も塗装されていない場合が多いです。
塗装済みの商品もありますが、価格・サイズ・木材の種類など、色々考慮すると、無塗装の商品よりも選択肢が少なくなります。

エアコンの室外機カバーは、一度作ったら、何度も作り直す物ではなく、たぶん壊れるまで使うと思います。
長期的に使うことを考えると、防腐剤を塗装することをオススメします。

【サドリン購入時の注意点】

  • 容量:
    0.7L・4L・16Lの商品があります。
    使用用途に合わせて容量を選びましょう。
  • 色名:
    約28色あります。
    オールナット・パドーク・パリサンダーなどの色があります。
    聞き慣れない単語なので、商品名の一部だと思ってしまいそうですが、これは色の名称です。
    買いたい色と違う色を、間違えて注文しないように気をつけましょう。

 

エアコン室外機カバーのDIY材料(板材)の選び方(ネット通販全般)

【ネット通販における木材の選び方】
※参考記事より一部抜粋

  • インターネット通販で木材を買うメリット
  • 価格順の検索には落とし穴が!
  • 検索結果一覧を見る時の注意点
  • キーワードでサイズを限定するデメリット
  • 送料も重要!
  • サイズカットの料金とサービス内容にも注目!

詳しくは「インターネット通販・購入時の木材の選び方・注意点」をご覧ください。

 

エアコン室外機カバーの天板・側板(パイン集成材)の選び方

購入する板の枚数

今回の作り方では、合計4枚(天板1枚・側板2枚・背板1枚)の板を使います。

天板・側板・背板

そのうちの3枚(天板1枚と側板2枚)を、パイン集成材で作ります。
ですが、板を3枚購入する必要があるとは限りません。
「1枚の板を何枚に切り分けるか」を考えて、購入する板の枚数を決めていきます。

  • 購入枚数3枚の場合:
    天板、側板、それぞれの寸法に合う板を、3枚買う。
  • 購入枚数1枚の場合:
    大きな板を1枚買って、3枚の材料に切り分ける。

どちらが正解というのは、ありません。

これから説明するように、商品価格・送料・カットの手間などを考えた時に、どの方法が1番コストパフォーマンスが良いか、トータルで判断するといいですね。

価格

サイズが小さい板は、大きい板より、当然安いです。
ところが板1枚あたりが安くても、「小さい板×3枚」と「大きい板1枚」で比べた場合、大きい板1枚の方が安いことがあります。

価格で決める場合は「1枚あたりの金額」だけでなく「すべての材料を用意するためにかかる金額」で比較しましょう。

サイズカットの手間・料金

先程「小さい板×3枚」より「大きい板1枚」の方が安い場合がある、と書きました。
とは言え、単純に「大きい板1枚を買えば良い」というわけでもありません。
大きい板を切り分ける必要があるからです。

自分でカット(切断)すると加工費は0円ですが、手間はかかります。
販売店でカットしてもらうと、加工費がかかるお店もあります。
なので、商品価格だけでなく、以下の点にも気をつけましょう。

【販売店にカットを依頼する場合の注意点】
※参考記事よりより抜粋

  • サイズカットのサービスの有無
  • サイズカットが有料か無料か
  • サイズカットのサービス内容・料金形態

詳しくは参考記事の「サイズカットの料金とサービス内容にも注目!」をご覧ください。

送料

購入する板の価格が数千円で収まる場合は、支払金額のうち、大きな割合を占めるのが送料です。
商品価格が安くても、送料を含めた合計金額で比べると、他の商品より高い、ということもあります。
なので、送料の比較も大事ですね。

たとえば、下の例をご覧ください。

【例1:商品Aの板材】
・サイズ:長さ2m
・商品価格:6000円
・送料:3000円
・合計:9000円

【例2:商品Bの板材】
・サイズ:長さ3m
・商品価格:9000円
・送料:無料
・合計:9000円

【例1と例2の比較結果】
合計金額は同じ9000円です。
なのに、例2の商品B(長さ3m)の方が、使える面積は大きいです。
商品価格は商品A(2m)の方が安いけど、商品B(3m)を選んだ方がコスパが良い、ということになりますね。

ただし、大きな板を購入すると、サイズカットをする必要があるので、上記「サイズカットの料金」の項目の確認もお忘れなく。

購入する板のサイズ(寸法)

これまでの「価格・送料・カット料金」などをふまえて、板の購入枚数を決めたら、次はサイズ(寸法)の決定ですね。

板3枚を購入する場合

この場合は、天板・側板のそれぞれの寸法が収まる板を選べば、問題ないですね。

大きい板1枚を3枚に切り分ける場合

  • 長さ2mの板の場合:
    3枚(天板1枚+側板2枚)までは切り出せない可能性が高い。
  • 長さ3mの板の場合:
    3枚(天板1枚+側板2枚)が、3mの板1枚で足りる可能性あり。

というわけで、板1枚から3枚に切り分ける場合は、長さ3m以上の板がおすすめです。

※室外機の大きさによっては、3mでも足りない場合もあるので、ご自宅の室外機のサイズに合わせてお選びください。

私が今買うなら、この商品!

ここまでの項目をすべてふまえて探した結果、現時点で条件に当てはまるのは、「住宅資材本舗コヤマ」のパイン集成材(長さ3000mm×幅600mm×厚さ20m)でした。(2018年4月4日時点)

【選んだ理由】

  • 3mの長さから、板3枚を切り出せる。
  • 送料4500円(コヤマの送料一覧 ※木材の場合、大型宅配便の欄を参照。)
    →送料を考慮しても、小さい板を2~3枚買うより安い。(北海道・沖縄・その他離島は別途見積が必要な場合あり。)
  • 直線5カットまで、カット料金無料(コヤマのカット料金
  • カット無料なので、大きすぎて無駄になることもない。

※サイズ・送料・カット料金等は、2018年4月4日時点の情報です。
最新の情報は、ご購入前に販売店へ直接ご確認をお願いします。


「DIY」「パイン集成材」3000mm×600mm×20mm

 

<下に続く>

エアコン室外機カバーの背板(合板・ベニヤ板)の選び方

パイン集成材 or 合板?

パイン集成材で作る場合

パイン集成材は、幅600mm以下の商品が多いです。
でも室外機カバーの背板は、縦(高さ)も横(幅)もサイズが大きいので、幅600mmの板では、寸法が足りない可能性があります。

天板・側板・背板

なので、パイン集成材で背板を作るとしたら、こうなります。

  • 幅600mm以下の板を2枚継ぎ足して作る。
    →板の長さが2倍必要になる。
  • 幅700mm以上のパイン集成材で作る。
    →幅600mm以下の物より、価格が急に高くなる。

合板・ベニヤ板で作る場合

合板・ベニヤ板は、幅900~910mmの商品が多いです。
幅900mm以上の合板(ベニヤ板)であれば、室外機のサイズによっては、1枚で背板にできる可能性があります。

というわけで、この記事の実例では、背板に合板を使用しています。

合板の種類

ランバー or ベニヤ

ランバーは芯に軽量な材料を使用しているので、ランバーよりもベニヤの方が、ビスが効きやすいです。
今回の室外機カバーはビス止めするため、ベニヤの方が適しています。

シナベニヤ or ラワンベニヤ or 針葉樹ベニヤ

商品価格は、
シナベニヤ>ラワンベニヤ>針葉樹ベニヤ(構造用合板)
の順に価格が高いです。(販売店によっては違う場合もあります。)

でも「安かろう悪かろう」ではなく、背板の強度としては、1番安価な針葉樹ベニヤ(構造用合板)で問題ありません。

私が今買うなら、この商品!

ここまでの項目と、送料・カット料金などもふまえて探した結果、現時点で条件に当てはまるのは、「北零WOOD(ほくれいウッド)」の針葉樹合板(長さ1810mm×幅905mmx厚さ9mm)でした。(2018年4月4日時点)

【選んだ理由】

  • 1番安い合板種類の針葉樹ベニヤであること。
  • 1カットまで、カット料金無料(北零WOODのカット料金
    (※図面は自分で作成する必要あり。)
  • 北海道・東北地方への送料が安い。(北零WOODの送料一覧
    北零WOODは北海道の会社なので、北海道や東北への送料が安いです。
    板のサイズ・重さによりますが、針葉樹ベニヤ1枚の場合、北海道なら送料800円程度です(2018年4月4日時点)。

送料については、この室外機カバーを作る、北海道・東北の方向けのメリットになっています。
室外機に防雪カバーをかぶせるのは、冬期間にエアコンを使用しない地域です。
つまり、灯油ストーブやガスストーブで暖房をする寒冷地、という想定で書いています。
通販では北海道への送料が高いお店が多い中、北海道のメーカー「北零WOOD」はありがたい存在ですね。

※サイズ・送料・カット料金等は、2018年4月4日時点の情報です。
最新の情報は、ご購入前に販売店へ直接ご確認をお願いします。


針葉樹合板 片面サンダー加工 厚さ9mmx巾905mmx長さ1810mm 8.6kg 安心のフォースター 特類 DIY 木材 端材 構造用合板

 

エアコン室外機カバーを使用する際の注意点

最後に、とても重要なことですが、室外機にカバーを掛けている間は、エアコンを運転できません。
くれぐれもご注意ください。

詳しくは参考記事の「室外機カバーを使用する際の注意点」をご覧ください。

以上が、DIYで作る「エアコン室外機のカバー」の作り方・注意点です。
北海道・東北でエアコンを設置する方は、室外機の雪対策をお忘れなく(^^)/

おわりに

このサイトは、家づくりや暮らしの情報を発信する個人ブログです。
掲載している商品・建築物につきましては、各メーカーへ直接お問い合わせをお願い致します。

また、この作り方は、個人のDIY実例ですので、完璧な物ではありません。
メーカー・商品の選定・購入や製作等につきましても、ご自身の責任で行って頂くようお願いします。

尚、掲載内容は記事投稿時のものとなっております。
投稿後に、メーカー側で商品の仕様変更や販売を終了している場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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